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★細川元首相 「東京五輪辞退論」に陣営からも批判続出 公約づくり難航
2014.1.16 21:04
東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)への出馬を決めた細川護煕(もりひろ)元首相(76)は
16日、公約を発表する17日の記者会見を20日以降に再延期すると発表した。「脱原発」や2020年
東京五輪の対応で過去の自身の発言と自主的に支援する民主党などとの整合性が取れない上、東京佐川急便
からの1億円借り入れ問題の説明の仕方に苦慮しているとみられる。(村上智博)
細川陣営で問題となっているのは「脱原発」の定義だ。支援表明した小泉純一郎元首相は「原発即時ゼロ」を訴え、
14日も都内で記者団に「原発ゼロで日本は発展できる。細川さんも同じだ」と語った。
これに対し民主党は、昨年の参院選マニフェスト(政権公約)で原発稼働ゼロの出口を「2030年代」と
決めていて、「即ゼロ」とは一線を画す。
細川氏は、昨年11月の中日新聞のインタビューで「核のごみの問題を解決できないまま(原発を再稼働して)
つけを回せば、将来世代に対して重罪を犯すことになる」と発言している。ところが、ジャーナリストの池上彰氏が
昨年末に出版した著書でのインタビューでは「『原発ゼロ』がいまでなく、30年後でもいい」と語っており、
発言に一貫性がない。
東京五輪についても、細川氏は、先の池上氏の著書で「脱原発」にこだわるあまり、「安倍晋三首相が『オリンピックは
原発問題があるから辞退する』と言ったら、日本に対する世界の評価が格段に違ったものになっていた」と東京五輪辞退論
まで展開。「金メダルをたくさん取るよりも、原発をどうするかのほうが、日本の将来にとってよっぽど重要な話のはずだ」
と言い切った。
>>2へ続く
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