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★“失望した” キャンベル氏「日本非難と受け止めないで」
日米関係のキーパーソンで、ヒラリー・クリントン氏の最側近として知られるキャンベル前国務次官補が、
JNNの単独インタビューに応じました。安倍総理の靖国神社参拝に「失望」との声明を出した
アメリカ政府の真意は何なのか、キャンベル氏に聞きました。
国防総省や国務省の高官を歴任し、長年にわたり、日米関係のかなめの役割を果たしてきた
キャンベル氏。安倍総理の靖国神社参拝について、自らの考えを次のように述べました。
「私は靖国神社参拝を避けることが最善だと忠告しました。しかし、それが起きてしまったので、
私たちは前に進むことが重要です」(アメリカ キャンベル前国務次官補)
そして、アメリカ政府が「失望した」とのコメントを出した背景については、こう分析します。
「アメリカの役割は、緊張を和らげ、それぞれが冷静になるよう求めていくことです。あのメッセージは
日本に向けてのみ出されたものではないのです。アメリカ政府が、日本から距離を置いたり、
日本を非難していると受け止めないでください」(アメリカ キャンベル前国務次官補)
その上で、キャンベル氏は、普天間基地問題の進展や秘密保護法の成立は、日米関係の強化に
役立つと安倍総理を評価しました。
「安倍総理は日米関係の強化に関してはっきりとしたビジョンを持っています。彼はアジアの安全保障や
外交の分野で日本が重要な役割を果たすべきと考えていて、アメリカもそれを尊重し、協力しています」
(アメリカ キャンベル前国務次官補)
さらに、2016年の大統領選への出馬が噂されるヒラリー・クリントン前国務長官について聞くと・・・
「彼女はすばらしい大統領になると思うし、彼女がそれを目指すなら最前線で戦う覚悟です。彼女が大統領に
なれば、日本にとってこれ以上の強力な援軍はないでしょう。これまで幾度となく、私と一緒に日本の
友人との会談を繰り返してきたのですから」(アメリカ キャンベル前国務次官補)
ヒラリー氏の日本への思いを強調してインタビューを締めくくったキャンベル氏、ヒラリー氏と自らの
表舞台への復帰に強い意欲をにじませていました。(15日17:45)
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