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・まさに紙一重の脱出劇だった-。
東京都武蔵野市で昨年12月、女児(7)が車で連れ去られそうになったのを父親が気付いて逃げ出させ、
その後、未成年略取未遂容疑で府中市多摩町、元証券会社社員、橋本明容疑者(46)が警視庁に
逮捕された。自宅からは過去の誘拐事件や警察の捜査手法をまとめたメモが見つかるなど、身代金
目的で着々と誘拐計画が進められていたことが発覚。逮捕された場合の取り調べの受け答えも
想定していた。捜査関係者が「警察への挑戦」と憤る犯罪計画の全容とは…。
「お父さんが事故に遭った。病院に行こう」
閑静な住宅街。昨年12月19日午後、自宅に入ろうとした女児に橋本容疑者がこう声をかけた。
女児の手を引っ張って車に押し込んだが、偶然、仕事を早めに切り上げて帰宅していた父親が
室内から見とがめ、声を張り上げた。「何をしているんだ。逃げろ!」
父親の怒鳴り声を聞いた女児は慌てて車内から脱出し、橋本容疑者は車で走り去った。父親からの
通報を受け、警視庁武蔵野署は連れ去り未遂事件として捜査を始め、父親が目撃していた車の
割り出しを急いだ。
現場近くには商店街があり、交通量の多い井ノ頭通りもほど近い。やみくもに逃げ回れば、店舗や
路上の防犯カメラに映り込むはずだったが、全く見つからない。捜査員の間には早い段階で突発的な
犯行ではなく、入念に準備された計画的な犯行ではないかという推測が広がった。
捜査員らは犯人が車を処分して証拠隠滅を図ったとみて、周辺の自動車整備工場などをくまなく
探し回った。そして、12月下旬に父親の目撃情報と似た車を発見。年末の休みに入っていた経営者に
工場を開けてもらい、犯行に使われた車と確認した。
これが決め手となり、12月30日に橋本容疑者が逮捕された。
橋本容疑者は逮捕直後、「女児を狙い、何度か下見をして連れ去ろうとした」と計画的な犯行で
あったことをあっさり認めた。府中市内の自宅の家宅捜索では「完全犯罪計画」をうかがわせる
「物証」が次々と出てきた。(>>2-10につづく)
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