14/01/12 13:00:55.10 +ql8w7G9O
新自由主義は1980年代の英米を皮切りに世界中に広まった政策レジームで、日本でも1990年代から段階的に導入されてきました。
行き過ぎた所得格差の拡大や信用バブルが起きて世界中で反省の気運が高まっていますが、安倍政権はどこ吹く風ですね。むしろ以前にもまして改革のギアを上げようとしている。
その司令塔になっているのが産業競争力会議や規制改革会議。「岩盤規制」(医療、雇用、農業など)の緩和や「国家戦略特区」の導入などを盛んに推し進めています。
これにとどまらず、インフラのさらなる自由化や移民の受け入れの促進、株主資本主義のさらなる徹底などが、これからも提言されていくでしょう。
この流れに、株価の上昇をうながす金融政策が重なるとアメリカの二の舞いです。
しかし、世界的に見れば、リーマン・ショック以後は少し流れが変わりつつあります。新自由主義のトータルな見直しがこれから必要になるのは間違いないところです。
なのに日本は、一周遅れでこの混乱の渦に飛び込もうとしているように思えてなりません。