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★千葉県沖 地震活動に注意を
1月10日 17時5分
今月小規模な地震が相次いでいる千葉県の沖合周辺で、地下のプレートの境界がゆっくりと
ずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動が起きていることが国土地理院などの観測で
分かりました。過去にはスロースリップに伴って震度4前後の揺れの地震が起きていることから、
気象庁は念のため、注意を呼びかけています。
気象庁によりますと、今月に入って千葉県東方沖周辺では小規模な地震が相次ぎ、2日と7日には
千葉県で震度3の揺れを観測しました。
国土地理院と防災科学技術研究所の発表によりますと、房総半島に設置しているGPSや傾斜計
の観測点で、今月2日ごろから、地盤が通常とは逆の南東に僅かにずれ動く変化が捉えられてい
るということです。
この付近は、陸側のプレートの下に海側からフィリピン海プレートが沈み込んでいて、これらの
プレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動が起きているということです。
ずれ動いた量は、5日間で最大およそ6センチと推定されています。
スロースリップが起きると、周辺で地震活動が活発になることが知られていて、7年前の平成19年
8月には千葉県で最大で震度5弱の揺れの地震が発生したほか、平成23年11月には、スロース
リップが収まっておよそ1か月後に、千葉県で最大で震度4の揺れの地震が発生しました。
気象庁は、「スロースリップが起きると、数か月間、地震活動が活発になることがあり、念のため
注意してほしい」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)