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★アルツハイマー病研究 成果出せない状態に
1月10日 7時22分
アルツハイマー病の早期発見と根本的な治療法の開発を目指し、東京大学など全国38の医療機関が
参加して進めている国内最大規模の臨床研究で、条件に合わない患者の登録が多数行われ、5年間に
わたる研究の成果が出せない状態になっていることが、参加する筑波大学などの研究者の調査で分かりました。
研究は国などから20億円以上の資金を受け行われていて厚生労働省も調査を始めました。
「J-ADNI」と呼ばれるこの臨床研究は、平成20年から全国38の医療機関が参加して行われて
いる国内最大規模のもので、認知症の前段階とされる軽度認知障害や、初期のアルツハイマー病の患者
など500人以上を3年間追跡し、脳の中の変化を調べることで病気の早期発見と根本的な治療法の
開発につなげることが目的でした。
ところが、筑波大学の朝田隆教授をはじめとするデータ分析のグループが調べたところ、アルツハイマー
病以外が原因の認知症の患者や、病気の症状から実際には研究に参加できない条件の患者などが少なく
とも80人含まれていたということです。
研究は、国などからの20億円以上の資金と多数の患者の協力を得て行われていますが、朝田教授など
によりますと、条件に合わない患者が多数登録されたことで5年間にわたる研究の成果が出せない状態
になっているということです。
こうした指摘を受け厚生労働省も調査を始めました。
臨床研究の代表を務める東京大学の岩坪威教授は、「条件に合わないという患者については代表としての
責任で例外として承認したはずで大きな問題ではないと考えている」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)