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★建設、外国人雇用に積極的 深刻な熟練工不足 現地で職業訓練も
2014.1.8 05:00
東京五輪開催に伴う施設工事が本格化するのを前に、建設業界に変化が起きている。技能労働者
(熟練工)が高齢化し、建設現場に入ってくる若者の減少にも歯止めがかからない。施工能力不足を
解決しようと、外国人受け入れにいち早くかじを切った建設会社もある。
ゼネコンや下請けの建設業者の多くはこれまで、外国人の雇用に消極的だった。「言葉の壁もあり、
技能習得は簡単でない」(大手建設会社の現場所長)というのが理由だ。東京都内の下請け会社は
「難しい作業でけがや失敗をされたら困る。海外からの実習生には安全で簡単な作業を割り当てる
ことが多い」と話す。
最近は建設現場の人手不足が深刻になり、「実習生を雇い入れたいと希望する業者が急増している」
(準大手ゼネコン幹部)という。技能実習の本来の目的である専門技術を外国人に担わせる会社も増えている。
ベトナムからの実習生を受け入れている向井建設(東京)は、2012年から現地で職業訓練校を
開いている。倍率3~4倍の試験で選ばれた合格者に、高所作業、鉄筋、型枠の3職種を日本の
熟練工が実地で指導する。
日本語や数学の授業もあり、約4カ月間訓練し、日本に技能実習生として送り込んでいる。同社の向井
●雄会長は「きちんと訓練を受けた実習生はゼネコンも安心して採用してくれる」と語る。
向井建設が訓練した実習生は、大手ゼネコンが東京・銀座で手掛ける13階建ての商業ビルの建設工事に
参加する。帰国後は、現場の作業員の指導や監督をする立場になる予定だ。
実習生を受け入れる場合、企業は給料や渡航費などを含めた実習費や宿泊費の一部を負担する。建設関連
団体によると、実習費は1人当たり3年間で700万円余りとされる。(以下略)
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