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★ 地震前の謎の発光現象、ついに解明か?
地震発生に先だって謎の光が輝く「地震発光現象」は、比較的まれではあるが、世界各地での
目撃例が伝えられている。「UFOではないか」とうわさになる場合もあるが、ついに原因が解明されたという。
研究チームの一員で、アメリカにあるサンノゼ州立大学とNASAエイムズ研究センターに所属する
物理学者フリーデマン・フロイント(Friedemann Freund)氏は、「一口に地震発光現象といっても、
決まった形状や色があるわけではない」と話す。
「地面からくるぶしの高さまで上昇する青味がかった炎のような光や、空中を数十秒から時には
数分ほど漂う光の玉などの目撃例が多い。雷によく似ているが上空からではなく、地面から伸びる
一瞬の閃光(せんこう)が最大200メートルに達したという証言もある」。
◆歴史的な大地震と発光現象
地震の前や最中に起きる謎の発光現象については、何世紀も前から言い伝えられてきた。
発光のタイミングはさまざまで、例えば2009年、イタリアのラクイラ地震の発生数秒前に、石畳の上を
ちらつく直径10センチほどの炎を大勢の人が目撃している。1988年にカナダのケベック州を
襲った地震の場合、その11日前に発光現象の報告が相次いだ。
フロイント氏の研究チームによると、発光現象の記録は少なくとも1600年まで遡るという。
◆迷信から科学へ
「昔は宗教的な観点からの解釈が多かった。今はUFOと考える人も多い」とフロイント氏。
まともに受け取るには信憑性に欠け、地質学者や物理学者ら専門家も学問的に取り組む対象ではなかった。
ところが1960年代半ば、長野の松代群発地震をきっかけに状況が変わる。発光現象がカメラに
はっきりととらえられ、地震活動との関連が確認されたのだ。「写真や動画に記録されるケースが
急増した。監視カメラが普及した影響も大きい」。(>>2へ続く)
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