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田母神論文
日本は侵略国家であったのか
田母神俊雄(防衛省航空幕僚長 空将)
さて大東亜戦争の後、多くのアジア、アフリカ諸国が白人国家の支配から解放されることに
なった。人種平等の世界が到来し国家間の問題も話し合いによって解決されるようになった。
それは日露戦争、そして大東亜戦争を戦った日本の力によるものである。もし日本があの時
大東亜戦争を戦わなければ、現在のような人種平等の世界が来るのがあと百年、2 百年
遅れていたかもしれない。そういう意味で私たちは日本の国のために戦った先人、
そして国のために尊い命を捧げた英霊に対し感謝しなければならない。そのお陰で今日
私たちは平和で豊かな生活を営むことが出来るのだ。
一方で大東亜戦争を「あの愚劣な戦争」などという人がいる。戦争などしなくても今日の
平和で豊かな社会が実現できたと思っているのであろう。当時の我が国の指導者はみんな
馬鹿だったと言わんばかりである。やらなくてもいい戦争をやって多くの日本国民の命を
奪った。
亡くなった人はみんな犬死にだったと言っているようなものである。
しかし人類の歴史を振り返ればことはそう簡単ではないことが解る。
現在においてさえ一度決定された国際関係を覆すことは極めて困難である。日米安保条約に
基づきアメリカは日本の首都圏にも立派な基地を保有している。これを日本が返してくれと
言ってもそう簡単には返ってこない。ロシアとの関係でも北方四島は6 0 年以上不法に
占拠されたままである。竹島も韓国の実効支配が続いている。
東京裁判はあの戦争の責任を全て日本に押し付けようとしたものである。そしてその
マインドコントロールは戦後63 年を経てもなお日本人を惑わせている。日本の軍は
強くなると必ず暴走し他国を侵略する、だから自衛隊は出来るだけ動きにくいように
しておこうというものである。自衛隊は領域の警備も出来ない、集団的自衛権も
行使出来ない、武器の使用も極めて制約が多い、また攻撃的兵器の保有も禁止されている。
諸外国の軍と比べれば自衛隊は雁字搦めで身動きできないようになっている。
このマインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制が
いつになっても完成しない。