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もんじゅでウイルス感染 職員用パソコン 情報流出の可能性
(2014年1月6日午後7時05分)
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)
日本原子力研究開発機構は6日、高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、職員用のパソコン1台が
コンピューターウイルスに感染したと発表した。情報の一部が外部に流出した可能性があるが、
原子力機構は核物質防護上の重要な情報は含まれていないことを確認したとしている。
感染したのは、もんじゅの運転を担当する発電課の職員5人が使っている事務処理用のパソコン。
当直の職員が2日、動画再生ソフトを更新する際、不審なサイトに誘導されウイルス感染した疑いが
強いという。同日午後3時ごろから約1時間35分の間、海外のサーバーに情報が流出した可能性がある。
ネットワークの監視を委託しているセキュリティー会社が異常に気付き、茨城県東海地区にある
原子力機構の情報システム管理室に連絡。サイトとの通信を遮断した上でパソコンをネットワークから
切り離した。情報が外部に漏れた可能性があることが3日に分かり、県や敦賀市、文部科学省、
原子力規制庁などに報告した。
プラントの運転制御や監視に使うパソコンではなく、保存されていたデータは職員の教育や訓練に
関する報告書、機構改革に向けた討議資料、メールなど。流出した情報や原因、影響など詳細を調べている。
更新しようとしたソフトは内規で禁止しているものではなく、上司の許可を得て昨年9月にダウンロードした。
同じ職員が12月に更新したときには異常はなかったという。原子力機構では約300台のパソコンに
同じソフトが入っているが、これまでウイルス感染したことはないとしている。
原子力機構では2012年11月、東海地区法務室のパソコンがウイルス感染した。