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【労働環境】非正規教員、「生活できない」 授業の合間にアルバイト[11/03/08]
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学校現場で「非正規教員」が増え続けている。
文部科学省の調査で、今年度は公立小中学校の教員の6~7人に1人に上ることが分かった。
安定した職場と見られがちな学校だが、実際には「ワーキングプア」状態の先生も珍しくない。
「このままでは生活ができない」。学校から先生たちの悲鳴が聞こえてくる。
山口県内の県立高校で非常勤講師を務める30代の女性は、昨春から2校掛け持ちで週3日、計8時間教壇に立つ。
年収は百数十万円。
教員の給与だけでは生活できないため、授業の合間を縫って週4日は塾講師と家庭教師のアルバイトをしている。
「アルバイトが授業の支障にならないようにしているつもりですが、準備に十分な時間をかけられないこともある」と言う。
青森県内の公立小学校に勤務する30代の男性は過去6年間、常勤講師と非常勤講師の不安定な立場を繰り返してきた。
非常勤の年は時給2790円で、1カ月もたたずに別の学校に移ることもあった。
夏休みや冬休み中は基本的に収入が途絶える。両親と同居だから何とか教師を続けていられるのが実態だ。
今年度は正規教員に近い収入が得られる常勤講師に採用されたが、今後も採用され続ける保証はない。
「正規教員になれないと結婚もできない」と嘆く。
同県の小学校の採用試験は全国最難関の狭き門。10年度は579人が受験して23人しか採用されなかった。
北海学園大の川村雅則准教授(労働経済学)は09年、連合北海道と共同で道内の非正規教員を対象にアンケート調査を行った。
608人の回答者のうち、「ワーキングプア」の基準とされる年収200万円未満の教員が14%に上り、
300万円未満に広げると43%に膨らんだ。
川村准教授は「常勤講師の場合は部活動など正規教員と同じ仕事をして、しかも非正規という弱い立場のため労働時間が長くなる。
採用試験の勉強もできず落ち続け、何年も非正規のままという悪循環に陥るケースが多い」と指摘している。