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■ 社会的な発言はブログ
25年7月の参院選からはネット選挙も解禁され、政治家の利用も増えた。自民党の石破茂幹事長が
秘密保護法に反対するデモ活動をテロになぞらえたのも、自身のブログだった。
調査会社のマイボイスコムが25年5月、同社のネットモニター9556人から回答を得た調査によると、
「ブログを開設していて、現在も更新している」と答えた人は12%。4年前の21年5月の20%から
毎年、減少傾向が続いている。
同社の調査担当、永森慶子さん(41)は「軽い話題はツイッターやフェイスブックで発信し、
ブログでは長文を書いて社会的な主張をするというように、役割によって使い分けられている」と指摘する。
■ツイッター全盛の中で
秘密保護法をめぐっても、経済学者のブロガー、池田信夫氏が「秘密保護法についてのまとめ」
「秘密保護法の超簡単な条文解説」といった記事を掲載するなど、ブログで多様な言論が展開された。
ブログを閉鎖した響堂氏は、政治経済への独自な視点が人気を呼び、ブログは書籍化もされている。
氏の存在を世に出したことで知られる発明家、飯山一郎さん(67)は「響堂君のように、マスメディアには
登場しないのに多くの読者を持つブロガーが育っている」と語る。
飯山さん自身、パソコン通信時代からネット上で情報発信をしてきたといい、現在は鹿児島県志布志市で
暮らしながら自身のブログは過去2年半で4500万アクセスを数える。
マイボイスコムの調査でも、「新聞・雑誌が報道しない有益な情報を得るための情報源」(54歳女性)
といったブログ評が寄せられていた。
ツイッターやフェイスブックといった「ソーシャルメディア」が全盛の中、ネット上の情報発信は
ソーシャルメディアへ移行しているのではと考えがちだが、本格的な評論活動はブログで行われ、
しっかりと根づいているようだ。(終わり)