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★中国人観光客のマナー違反行為が激増、現地でクレーム相次ぐ―カナダ
XINHUA.JP 12月29日(日)13時46分配信
カナダ華字紙・星島日報によると、カナダは２０１０年に中国政府から「出境目的地国家・地域
指定（ＡＤＳ指定国・地域）」を受けてから、中国人観光客が飛躍的に増加した。だが、一部の
マナー違反行為に現地の人々からクレームが噴出している。２６日付で中国新聞網が伝えた。
昨年７月、バンフ国立公園内でグリズリー（ハイイログマ）の気を引いて近くで写真撮影をしよう
とした中国人観光客が、観光バスの中からサンドイッチを放り投げた。グリズリーが観光客から
食べ物をもらう習慣をつけてしまうと、観光客に危害を与える恐れがあるため、禁じられている
行為だった。公園側は「驚いたとしか言いようがない」とあきれ返る。
バンクーバーで旅行会社を営む中国系の責任者は、「長距離バスのドライバーの連続運転時間には
厳しい規定があるが、中国人客が金を渡して勝手に時間を延ばそうとするから困っている」と話す。
決まりだからと説明しても聞き入れず、口論に発展することもしばしばだという。
ギャスタウンでは商品の値段が不満だとして店員に食って掛かったり、ホテルでこっそりタバコを吸い、
従業員相手に大騒ぎして罰金を払ったりといった中国人客もいる。また、バンクーバーの警察当局が
今年２月に発表した統計によると、直近１カ月以内に２人の中国人女性観光客が相次いで行方不明になった。
１人は中国への帰国当日に荷物とともに姿を消し、もう１人は夜中にこっそりと荷物ごとホテルから
脱け出したという。（編集翻訳 小豆沢紀子）
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