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禾晴道『海軍特別警察隊』(1975年,太平出版社)p109~116
IX 慰安婦狩り
アンボン島のような小さなケシ粒のような島にも、中国大陸の戦線と同じように、男性の生理的欲求を処理するための「慰安所」が設置されていた。
日本国内にもあった「赤線地区」であり、昔は「女郎部屋」と呼ばれていた売春宿であり、軍隊がつくっていた公認のものであった。
そこには日本女性も動員されていたし、もちろん現地人女性が多く集められて運営されていた。
彼女たちは、軍人を慰める目的であることから「慰安婦」と呼ばれていた。国家権力による強姦強要でもあった。 (109~110頁)
そして、再び現地人の女性を集めて、慰安所をつくろうという動きが海軍司令部からだされていた。 (112頁)
そして慰安婦を集める作業はどこがやるのか、各隊はそれにどのように、どの程度まで協力するかが当然討議されなければならなかった。
問題は現地人を、どううまくごまかすかが会議の本当の議題でしかなかった。それは一つの謀議でもあった。 (113頁)
対象が決定したので、つぎは方法であった。
早急に対象となる女性のリストを作って、本人に交渉する。
ある程度の強制はやむをえないだろうということだった。 (114頁)
副官の大島主計大尉はなにがなんでもやってやるぞ、という決意を顔一面に現わして、
「司令部の方針としては、多少の強制があっても、できるだけ多く集めること、そのためには、宣撫用の物資も用意する。」
(中略)