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★〔安倍首相、靖国参拝〕静岡県民に賛否
(2013/12/27 07:45)
第2次政権発足から1年を迎えた26日、安倍晋三首相が靖国神社(東京・九段北)を参拝した。
「首相として当然」「反日感情が高まらないか」―。県民の意見は参拝への評価と、中韓両国との
さらなる関係悪化への懸念に分かれた。県内在住の中国人や韓国人の間には、戸惑いや反発が広がった。
静岡市清水区のサービス業男性(26)は「戦争犠牲者を祭っているのだから、参拝は問題ない」と
理解を示した。清水町柿田の呉服店経営男性(43)も「一国の首相として当然」と評価した。
沼津市戸田、旅館経営女性(52)は7年前の小泉純一郎首相(当時)の参拝を振り返った。
「あの時も、中韓両国からの観光客が減ったとは感じなかった」。ビジネスへの影響は限定的とみる。
ただ、今回の参拝で中韓との緊張が一層高まるとの懸念は強い。
父親を戦争で失った磐田市富士見町の無職男性(70)は「遺族としては喜ばしい」としながらも、
「中韓の反日感情が強まることは間違いない。話し合いの場を持ち、歴史認識の差を埋める努力を」
と求める。浜松市中区の団体職員(33)も冷え込みが続く両国との外交の停滞を心配した。
県内に住む中国人や韓国人は動揺や反発を隠せない。静岡市を中心に活動する中国交流会の男性幹部
(40)は「非常に残念。両国の友好が深まれば、民間交流も活発になるのに」と肩を落とす。同市
駿河区の中国語講師(61)も「日本人は亡くなった人の罪を問わないが、中国人にとっては、A級
戦犯を祭る神社への参拝は戦犯の罪を許すことを意味する」と主張する。「宗教観の違いを理解し、
物事を荒立てるような行動は互いに慎むべき」と歩み寄りを求めた。
ソウル出身の静岡大女子留学生(20)は「反発を招くと分かっていて参拝するのは失礼だ」と批判した。
>>2へ続く
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