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快適なネットサーフィンやストレスのないダウンロードができるNTTの光ネット回線サービス
「フレッツ光」。ところが、その拡張営業をめぐってNTT社員や委託業者の逮捕が相次いでいる。
ライバル社の通信機器の電源を引き抜くなど悪質な行為が露見し、しつこい勧誘も問題化する。
携帯電話向け高速通信「LTE」の登場などで苦境にあえぐとされる光回線分野。現場では一体何が
起こっているのだろうか。
■賄賂で優先的に受注…丸投げで大きな利益
「フレッツ光の委託料は収益の非常に大きな部分を占める。業務委託を受けられるかどうか
は会社の死活問題。なのに賄賂で契約を取っていたとは許せない」
NTT東日本からフレッツ光の拡張営業を委託されている首都圏の販売会社社長は、東京地検
特捜部が摘発した贈収賄事件について憤る。
特捜部は5日、フレッツ光の拡張業務委託をめぐり、便宜を図った見返りに業者から1700万円の
賄賂を受け取ったとして、NTT法違反の収賄容疑で、NTT東日本社員の石川浩一容疑者(48)を、
同法違反の贈賄容疑で、映像配信会社「ブリッジ・モーション・トゥモロー(BMT)」前社長の浅水
(あさみず)博容疑者(52)を逮捕した。
石川容疑者は、フレッツ光の拡張業務をBMTが優先的に受注できるよう便宜を図っていたという。
BMTのメーンの業態は映像配信であり、拡張業務を別の業者に“丸投げ”。民間信用調査会社によると、
平成24年3月期の収益は前期比約73・6%と大幅に増加するなど、大きな収益を上げていた。
■「いつ切られるか」…委託業者に危機感
NTTはグループ内の各支社や代理店のほか、委託業者を使ってフレッツ光の拡張販売を行っている。
委託業者は新規契約数が多いほど委託料が増える半面、成績が伸び悩めば契約を切られるなど、立場は
非常に不安定だ。
NTT側は営業力のある業者に任せるため、「委託先業者の選定は慎重に慎重を期している」と説明するが、
事件を防ぐことはできなかった。(>>2へ続く)
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