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東京都知事選をめぐり、候補者探しに苦しんでいるのは民主党も一緒だ。浮上してくるのは菅直人元首相や
蓮舫元行政刷新担当相といった毎度おなじみの顔ぶれで、
人材難は深刻。こうした中、党内からは舛添要一元厚生労働相の擁立を求める声がにわかに浮上してきた。(坂井広志)
「厚労相としての経験も十分ある。舛添さんにする可能性はある」
民主党都連幹部は19日、産経新聞の取材にこう語った。党勢が低迷し、
かつこれ以上国会議員を減らすわけにはいかない党執行部は、
党所属国会議員を擁立するのには否定的。党内で名前が取り沙汰される菅氏も同日、
国会内で記者団に「地球が逆さに回ってもない」と出馬を否定した。
そこで白羽の矢が立ったのが知名度の高い舛添氏だ。19日に開いた幹部会では舛添氏に関し
「特定秘密保護法についてはうちと近い」などの声が出た。
当の舛添氏は19日、都内で記者団に「いま充電中。何も決めていない。何も考えていない」と肯定も否定もせず、
けむに巻いた。その上でエールを送った先は新党「結いの党」。「新党がいかに難しいかは、苦労したから分かる。
15人いるなら頑張れば何かやれるかもしれない」と語り、
民主党については「もっとしっかりしてもらわないと。ひどすぎる」とこき下ろした。
相思相愛にならない民主党と舛添氏。
実は民主党は昨年12月の都知事選の際も舛添氏に出馬を要請したが、断られている。
「候補者を担ぐというより、そっと背中を押す程度になるだろう」と語るのはある幹部。
無党派層がカギを握る「首都決戦」で、信頼を回復できていない民主党が前面に出るのは避けたい-。
これこそが執行部の本音にほかならない。
ソース 産経新聞
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