13/12/14 20:53:12.00 DZoz8AFI0
【防空識別圏】安倍首相、ASEAN各国に協力を依頼するが......
安倍首相は、中国が11月に防空識別圏を設定したことなどについて、東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々に協力を呼びかけたが、結果は曖昧な共同宣言の発表となったようだ。
安倍首相は12月14日、日・ASEAN特別首脳会合の全体会合後の記者会見で、ASEAN各国と共に、安全を確保するための協力を強化していくことで合意したと発表した。
安倍首相は、これまでの日本とASEAN諸国との結びつきについて、各種の課題は対話を重ねながら、共に解決に向けた道筋を見つけ出してきたと強調。
課題があるからこそ、首脳同士が胸襟を開いて話し合うべきだとの考えを示した。
しかし、14日にまとめられた日・ASEAN特別首脳会議の共同声明では、中国に対する具体的な対策が盛り込まれなかった。
共同声明には「東アジア地域の安全保障環境は、ますます厳しくなっている」という日本の主張は盛り込まれず、防空識別圏の設定など中国の行動を直接批判する表現も入っていません。
ASEAN10カ国のなかには、南シナ海で中国と領有権問題を抱える国がある一方で、中国と友好関係が深い国もあることから、足並みをそろえるために配慮した形です。
共同声明をまとめたものの、中国の脅威に対する具体策は打ち出せず、日本と中国の板挟みになっているASEAN各国の厳しい状況が浮き彫りになった形です。
ASEANに加入する国の一つであるベトナムは、中国の防空識別圏に対するコメントを「心配」から「関心」に変更している。
この背景には、今年10月に、中国がベトナムに金融スワップなどの形で、援助を行っていることがある。
URLリンク(www.huffingtonpost.jp)