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★外国人記者に「不愉快な報道への報復」続く中国
中国に駐在する40か国以上の外国人記者で作る「駐華外国記者協会」は9日、中国当局が
外国人記者へのビザ発給拒否などで報道に圧力をかけているとして、改善を求める声明を発表した。
声明によると、中国指導者の蓄財について昨年報じた米紙ニューヨーク・タイムズと、
米ブルームバーグ通信の中国特派員全員が、年末で切れるビザの更新ができていない。
ニューヨーク・タイムズは、別の2人の記者もビザ申請後、それぞれ1年と1年半、
発給されない状態だという。
このほか、中国の人権報道で知られ、ロイター通信の中国特派員として赴任する予定だった
米国人記者がビザ発給を拒否された。カタールの衛星テレビ、アル・ジャジーラの記者も
昨年5月にビザを拒否され、事実上の国外退去となった。
声明は、中国当局はこうした対応について公式に説明しておらず、「当局にとって不愉快な
報道への報復」という印象を与えているとして批判した。チベット自治区など民族対立が
続く地域での取材がほとんど許可されないことや、公安当局が外国人記者を補佐する
中国人スタッフに情報提供などを求めて圧力をかけているとも指摘した。
(2013年12月9日23時24分 読売新聞)
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