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コカイン977・51グラム(末端価格5900万円相当)を体内にのみ込んで密輸しようと
したとして、愛知県警中部空港署は6日、ボリビア国籍の男のヤツ・チャベツ・リンベル容疑者(40)
を麻薬及び向精神薬取締法違反と関税法違反の疑いで逮捕したと発表した。中部空港税関支署も同日、
関税法違反の疑いで名古屋地検に告発した。
警察と税関の発表によると、ヤツ容疑者は液体状にしたコカインを4~5重にしたコンドーム36袋
に分けてのみ込み、11月17日にボリビアの空港を出発した後、アルゼンチン、ドイツを経由して
19日朝に中部空港に到着して密輸しようとした疑いがある。
麻薬探知犬が反応し、体内に隠し持っていることがわかった。
調べに対し、当初は「借金を返すためボリビアのマフィアからの依頼を受けた」と容疑を認めていたが、
現在は「何も知らずにコンドームをのんだ」と否認しているという。
税関によると、袋に入れた液状の麻薬を体内に隠して密輸する手口の摘発は中部空港では初めて。
職員は「機内では飲まず食わずだったと思う。よくこれだけの量をのみ込んだものだ」と驚いていた。
[朝日新聞]2013年12月6日18時19分
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税関が押収した体内にのみ込まれていたコカイン約1キロ=中部空港税関支署
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