13/12/04 18:12:15.67 ifrEBNStP
>>394
■マレーシア教科書
---------------------------
中学校二年生用『歴史の中のマレー」(マレー語)M・タムビラジャー著 連合出版 一九八八年版
マレー人はしだいに日本の目的を疑い始めた。日本は、私たちの国をイギリス支
配から解放すると約束していた。しかし多くの人びとは、比較してみると、イギリ
ス支配のほうが日本の支配よりもいいと思い始めたのである。
マレー人は日本支配の残忍さを感じ始めた。必要物資や食料の不足が起こった。
当時の生活状態は、日本人が約束した豊かさとは異なっていた。それでマレー人は
失望し、そのうちの多くが反日運動に参加していった。
○抗日運動
私たちは、日本支配の残忍さや残酷さが多くの人の反日感情を呼び起こしたとい
うことを学んだ。敗北したイギリス軍は刑務所に入れられた。それで国民は、イギ
リスの助けなしで日本に対抗しなければならなくなった。刑務所から脱走し、現地
の人びとと団結したイギリス兵もいた。そのなかの一人に、スペンサー・チャップ
マン大佐がいる。チャップマン大佐は、彼の体験を『中立なるジャングル」に書い
た。この本に興味をもつ人もおそらくいるだろう。
日本に敵対した最大組織は、反日マラヤ国民軍MPAJAだった。
「アジアの教科書に書かれた日本の戦争」東南アジア編(p76・77)