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★2013年12月2日【大自在】
(2013/12/ 2 07:45)
「例によって諸君が捕らえられ、殺されても当局は一切関知しない」。大ヒットシリーズ映画
「ミッション・インポッシブル(不可能な任務)」。日本でも放送された原作「スパイ大作戦」も
人気テレビ番組だった
▼懐かしい海外ドラマのせりふを思い出したのは、元防衛省幹部のインタビュー記事を読んだからだ。
首相や防衛相も関知しない秘密情報部隊が陸上自衛隊にあり、独断で海外に拠点を設けて情報収集を
行ってきたという。事実なら文民統制の無視であり、国民への重大な背信だ
▼部隊が集めた情報は限られた幹部にだけ送る。存在が発覚した場合、トカゲのしっぽ切りで済むように
したらしい。取材に元幹部は「運悪く新聞に書かれたら、辞めるしかないと覚悟していた」と告白した
▼現役の陸自トップは全面否定する。だが、元自衛官らが経験を明かす格好で秘密情報組織に触れた著作は、
ここ数年だけでも何冊かある。今回は防衛省や陸自の複数の元幹部らが共同通信の取材に証言した
▼防衛相は国会で「再度しっかり確認したい」と答弁したが、陸自は再調査に消極的だ。ここは首相の出番だ。
官の不正を正す「第三者」的役割を期待して、特定秘密保護法案に修正で明記された「首相の指揮監督」が
一足先に試されよう
▼北朝鮮との交渉記録を一部残していないとして、外務省の元幹部を名指しで非難したこともある安倍晋三
首相である。卑劣な隠密行動は最も忌み嫌うところではないか。国民が納得できるように事実関係を明確に
してほしい。首相のミッションだろう。
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