13/12/03 10:56:48.26 0 BE:1636956195-PLT(12069)
>>1(の続き)
「大音量で相手に恐怖の気持ちを与えてはならない」とも主張する。だが、衆院で審議を尽くさず、数の力で強行採決した与党の国会運営の方が暴力的だ。
国会の前で抗議する市民団体の憤りは理解できる。
「絶叫戦術」で思い出すのは選挙運動だ。候補の演説や選挙カーの大音量に泣きだす子供もいる。これもテロに通じるというのだろうか。
石破氏の発言には自民党の体質がのぞく。憲法改正草案で「公共の福祉」を「公益および公の秩序」に言い換え、国民の権利をさらに制限しようとしている。
視野にあるのは国と国民の関係を逆転させる改憲だ。
「特定秘密」にはテロ情報も含まれる。法案が定義するテロには「政治上その他の主義主張に基づき、国家もしくは他人にこれを強要」する活動も含まれる。
成立すれば本当にデモがテロと解釈されかねない。
しかも秘密の指定を行うのは政府だ。原発問題など含め政府へのあらゆる抗議行動が制限されないか。
石破氏の発言は拡大解釈の余地を残した法案の問題点を浮き彫りにした。
石破氏はブログから「テロ」の表現は削除したが、「本来あるべき民主主義の手法とは異なる」と、デモ批判の姿勢は変えていない。野党各党は激しく反発している。
国会議員ならネットで一方的に主張するのではなく、開かれた国会の場で堂々と議論してはどうか。(終)
北海道新聞
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