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「白い巨塔」「大地の子」など数々の社会派小説で知られ、今年9月に亡くなった作家の山崎豊子さん(享年88)が、
朝日新聞に対する激しい怒りを抱え、徹底的に解剖する小説の執筆を考えていたことが分かった。
生前、山崎さんと懇意だった、元日本航空会長の伊藤淳二氏(91)が、最新号の月刊「テーミス」で発表した特別寄稿で明かした。
「山崎豊子と私-ある経営者と女流作家の記録」という、7ページにわたる伊藤氏の手記は、驚くべき記述の連続だ。
2人の出会いは、山崎さんが「大地の子」(1987年から文藝春秋で連載開始)の調査取材に入るころ。
伊藤氏が経団連訪中団の経験を記した「訪中記」に興味を持ち、山崎さんが訪ねたのがきっかけという。
その後、取材を通じて頻繁に会うようになり、山崎さんが「これからお兄ちゃまと呼ばせて」
「私を豊子と呼んで」「生まれ変わったら、お兄ちゃまのお嫁さんになりたい」というほど、親しい関係になったという。
戦後を代表する社会派作家の姿とは違う、山崎さんの素顔が分かる。
興味津々の寄稿の中でも、最も注目されるのが、山崎さんが朝日新聞をテーマとした小説に意欲を燃やしていたことだ。
伊藤氏は、山崎さんの発言として、こう記している。
「マスコミは国の政治、経済、社会を含めてその運命を左右する。真実を追究し、国民のすべてが正義の下、
公平に生きるように、不撓(ふとう)不屈の固い信念に基づいた主張を貫かねばならない。
日本のマスコミの代表面をしている朝日は、偏向し傲慢で真実をねじまげ、結局は自己無謬(むびゅう)主義、
オポチュニストの典型、許せない。朝日以外の人の人権、人格を毀損(きそん)することを恬(てん)として恥じない。
私の天敵です。朝日を徹底的に解剖し、天下にその正体を暴きたい」
あまりにも激しい怒りを抱えた発言といえる。
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