13/12/01 15:03:00.29 0
西では比較的そばよりもうどんが好まれていると言われている。実際、最もポピュラーな
うどんメニューのひとつ「きつねうどん」は大阪が発祥であるわけだが、もうひとつ、
大阪で生まれて全国的に広がりつつあるうどんメニューが存在する。
それが「かすうどん」だ。かすうどんの「かす」とは天かすでもなければ、もちろん
酒粕でもなく、「油かす」のことである。
「油かす」とは、牛の小腸(ホルモン)を細かく刻み、油でじっくりと揚げ、水分や余分な
脂分を飛ばしたもので、高タンパク・低脂肪・コラーゲンたっぷりの食材だ。大阪府の
南河内地方では昔から一般的に食べられており、うどんのトッピングとして用いられたりもしていた。
この油かすを具材としたうどんを「かすうどん」として確立し、メインメニューとしたのが、
大阪府藤井寺市で1995年にオープンした「加寿屋(KASUYA)」である。大阪の河内地方出身者である
社長が、今までにないうどん屋をオープンさせようと計画した際、油かすに着目したのが発端だ。
油かすから出る肉のうま味が加わったダシ汁はコクと甘みがあって、独特の香ばしい風味が特徴。
麺はコシのある讃岐風ではなく、関西風の柔らかうどん。細かく刻まれた油かすは、外がカリカリと
していて噛むとスルメのような歯ごたえがあるので、この柔らかい麺がよく合っているのだ。
かすうどんは瞬く間に人気に火がつき、藤井寺のお店が成功した加寿屋(KASUYA)はその後店舗数を
拡大。現在、大阪市内の法善寺店や四天王寺店をはじめ、大阪府下・府外も含め計10店舗を展開して
いる。今は、基本の「かすうどん(600円)」のほか、きつねうどんや月見うどんを始め、キムチうどんや
牛すじうどんといった新作メニューまで、20種類以上のメニューが用意されている。もちろん全てベースは
油かす入りのかすうどんである。(以下略)
URLリンク(news.mynavi.jp)
URLリンク(news.mynavi.jp)
油かすは、焼きそばや煮物、炒め物の具材としてよく用いられる
ダシが染みた油かすと、油かすの香ばしさが混じったダシ汁が絶妙な味となる「かすうどん(600円)」(KASUYA四天王寺店)
URLリンク(news.mynavi.jp)