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東京・伊豆大島沖で9月、名古屋市港区の丸仲海運が所有する貨物船「第18栄福丸」(498トン)が中国企業所有の
貨物船と衝突し、栄福丸の乗組員6人が死亡した事故で、中国側の貨物船を操船していた中国人乗組員、夏紅波被告
(35)=業務上過失往来危険の罪などで起訴=が、外国での船の操縦資格を持っていない「無免許操船」だったことが
分かった。事故回避の国際ルールを熟知していなかった可能性があり、中国企業側のずさんな運航管理が事故を招いたと
みられる。
中国企業の貨物船は、アフリカ・シエラレオネ船籍「JIA HUI(ジィア・フイ)」(2、962トン)。衝突は
9月27日午前1時25分ごろ、伊豆大島の西方約11キロの海上で発生し、栄福丸は転覆。栄福丸の船長、大川信悟さん
=当時(62)、三重県尾鷲市=らが死亡した。
ジィア・フイを運航、管理していた中国企業関係者や中国海事当局によると、夏被告は衝突時、当直で操船を担当してい
た。「丙類二副」という船員資格を持っており、中国では条件付きで操船可能だが、この資格では、外国で操船することは
できない。また、外国での乗船業務は今回が初めてだった。
当時の状況では、国際規則に基づき、ジィア・フイが右にかじを切って回避する義務があった。だが、起訴状などによる
と、夏被告は事故直前、かじを握る船員に左へ切るよう指示したとされており、国際規則を順守しなかったことが事故原因
とみられる。
ジィア・フイは浙江省寧海県の「中和海運有限公司」が所有するが、当時は同省寧波市に拠点がある「嘉恵海運有限
公司」に貸し出され、同社が契約した乗組員13人が乗船していた。うち3人は操船免許を持っていたが、事故当時は
いずれも就寝中だった。
2013年12月1日 08時58分 中日新聞
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