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北朝鮮にタラを不正輸出したとして、警視庁公安部と青森、鹿児島両県警などの合同捜査本部は29日、
東京都中央区の貿易会社「東アジアサービス」社長の松本絹代容疑者(47)や、
中国籍の無職李宏海容疑者(35)ら3人を外為法違反(無承認輸出)の疑いで逮捕した。
同庁はタラが軍人や平壌の特権階級に配給されたとみている。
発表によると、3人は2011年8月、冷凍のタラ410トンを、経済産業相の許可を得ずに
青森県の八戸港から北朝鮮に不正輸出した疑い。いずれも容疑を否認している。
同社は税関に輸出先を中国の水産会社と偽って申請していたが、実際には北朝鮮東部の興南港に輸送していたという。
朝鮮中央通信によると、11年12月に金正日総書記が死去した直後、
タラなどの魚が「特別配給」された。公安部では、3人が不正輸出した冷凍タラが配られた可能性があるとみている。
読売新聞 11月29日(金)11時51分配信
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