13/11/28 18:07:45.54 0
元毎日新聞記者の西山太吉さんは、故山崎豊子さんの小説「運命の人」のモデルだ。沖縄返還をめぐる日米両政府の密約を、
外務省の女性事務官に働きかけて不正に入手したとして逮捕された。
密約はその後、米国の公文書や元外務省幹部の証言で明らかになった。しかし、国はいまだに文書の存在を認めていない。
公開したくない事柄はどこまでも隠すのが、権力の習い性である。
特定秘密保護法案が衆院で強行採決された。なぜこんなに急ぐのか。不都合な真実を隠すための法を成立させるには、
国民に考える時間を与えない方がいいと思ったのか。そんな疑いすら抱く。
採決の前日に福島市で開かれた地方公聴会は、与党の推薦者も含めて7人全員が法案に懸念や反対姿勢を示した。
福島第1原発事故で情報公開が遅れ、放射能の影響に不安を抱いた経験から発せられた貴重な声だ。
出席者からは「知る権利」や秘密の範囲などに次々と質問が投げかけられた。「何を秘密にするのか分からない」という会場の声を
国民多くの不安として、国は真剣に受け止めなければならない。
審議は参院に移った。「幸せの中にいる時は『幸せ』はわかりません。不幸せになった時、『幸せだった』とわかるもんなんです」と、
亡くなった漫画家やなせたかしさんの著書にある。「不幸せ」になってからでは遅い。良識の府の議論を見定めよう。
ソース:URLリンク(373news.com)