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★「監視社会実現」懸念=識者ら「検証仕組みを」-秘密保護法案、衆院通過
「出来上がるのはいびつな監視社会」「秘密指定を検証する仕組みが必要」。
26日に衆院を通過した特定秘密保護法案に対し、識者からは批判の声が相次いでいる。
戦前の秘密保護法制に詳しい纐纈厚山口大副学長(政治学)は、同法によって実現する
体制を「透明の見えない壁」に例える。普段の生活では気付かないが、いざ乗り越えよう
とすると高過ぎて情報に近づけない。
日露戦争前に軍機保護法が、太平洋戦争前には国防保安法が施行された歴史を振り返り、
「戦争の前には必ず秘密保護強化の動きがあった」と指摘。政府が制定を急ぐ背景には、
自衛隊に高度な軍事作戦への参加を求める米国からの要請があるという。
纐纈副学長は「権力は恣意(しい)的な判断で秘密を指定して説明責任を果たさず、
市民には厳罰化で自粛を強いる。出来上がるのはいびつな監視社会で、決して成熟した
社会とは言えない」と批判した。
2010年に沖縄・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件の映像をインターネットの
動画サイトに投稿した元海上保安官一色正春さん(46)は「投稿した動画は誰でも
見られる状況で、秘密ではなかった」とした上で、「国民を守るために必要な秘密はある。
いかに副作用を少なくするかが問題で、秘密の指定が適当か検証できる仕組みをつくるべきだ」
と話す。
一色さんは「反対派は現実的な反論をすべきだ」と注文しつつ、「厳罰化されても(内部告発を)
する人は変わらずにやるだろう。その際、本当に秘密にふさわしい内容だったかが問われる
ことになる」と語った。(2013/11/26-20:37)
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