13/11/21 22:46:38.02 0
>>3の続き
現在の委員の中では評価の高い松本会長は、政権の内部から「報道内容」に対する不満(例えば、
原発報道は「反対に偏っている」等々。もちろん彼らの非難は、このことだけに留まらないのだが)が
出され、その交代を求める発言さえ出ているのを見れば、安倍政権がやっている、NHKの今回の人事の
意味が余りにはっきり浮き上がってくる。
原発再稼働が遅れることにイライラを募らせる、ある財界人は、NHKは「国益にかなった放送を
していない。税金でやっているのにけしからん」などとわめている。この愚鈍なブルジョア氏は、
6000億円とも6500億円とも言われるNHKの財政の9割が受信料であるということさえ知らない
のであり、NHKを事実上、直接の国家機関に、政府の道具におとしめようとするのだが、そんなことは
専制国家である“中国流”のやり方ではないのか。
安倍政権はまさに“中国流の”国家運営のやり方に走ることによって、自らの政権の秘密を、つまり
その反動的な本質を、自ら暴露しするのである。
事実菅官房長官は「首相自らが信頼し、評価している方にお願いするのは当然だ」とうそぶき、
開き直って、新しい委員たちが公然たる“安倍派”の連中であることを公言するのである。破廉恥を
破廉恥と思わない連中に、道理を説くことは不可能である。
現在の委員の中では、松本会長の3年間を評価して、「経営委員は放送法で特定の番組編集に干渉
できない。会長は経営実績を踏まえて選ぶべきだ」と、政権のやり方に公然と反対する意見さえ出始めて
いるが、そんなNHKの“内部の”意思など安倍にとってはどうでもいいのであり、政権の意思が
すべてに優先するのである。
>>5に続く