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安重根は東洋平和論というのを書いているのだが、これを知っている人間も少ないだろう
古来、東洋の民族はただ自分の国を守るだけであった。ところが、欧州の列国は道徳の心を忘れ、日々武力を養成している。
なかでもロシアは極めて甚だしく、悪に満ち罪に溢れている。そのため、天は、小国日本にロシアを打倒させたのだ。
このときもし、韓清の人民が前日の復讐をはかりロシアを助けたら日本は敗れたであろう。しかし、日本軍を歓迎し協力した。
これは、開戦の詔勅に東洋平和、韓国独立とあり、その大義が明白だったからである。また、日露戦争は黄白両人種の競争であり、
このことが韓清両人民の日本に対する仇敵の心情を消し、一大愛種党(人種的団結)となるにいたったのだ。
韓清両人民は日本の勝利をともに喜び、日本による偉大な事業が進められると考えた。
しかし、日本は最も親しい韓国を占領し、日本の蛮行はロシアより甚だしいものとなった。
現在、西洋の勢力が東洋に攻め入る禍患に対しては、東洋の人種は一致団結することが最上の策であることは明白だ。
なぜ日本は同種の隣邦を分割し、友誼を断絶し、自ら漁夫に利を与えようとするのか。
もし政略を改めなければ韓清両人民が白人の先駆となるのは火を見るより明らかだ。
東亜幾億万の黄色人種の中の慷慨の男児がどうして東洋の一局の黒死の惨状(朝鮮半島における日本の行動)を傍観し坐して待つことができようか。
そのために、東洋平和のための義戦をハルビンで開戦したのだ。諸公は目を開きもって深く洞察されたし。
つまり、日本、韓国、清の三国が力を合わせ、欧米列強の侵略を退けようと言っているわけで、これは大東亜共栄圏のお題目と変わるところがない