13/11/19 16:33:35.69 0
>>1より
車体は漆塗りで、内部にも象牙の装飾品が用いられるなど美術的な価値が高く、天皇の即位や皇族方の結婚などの
重要な儀式の際にも使われます。
今は工房は無くなり、新しい馬車を作ることができないため、宮内庁は10数年ごとに車体の漆を塗り替えるなど
手入れをしながら大切に使っています。
一方、馬車を引く馬は、栃木県にある宮内庁の御料牧場で育てられ、一定の大きさに成長すると皇居内に設けられた
飼育施設に移されます。
皇居には馬場もあり、現在は、皇室の儀式や伝統的な馬術に使われる33頭の馬が、平日のほぼ毎日、宮内庁の
専門の職員による訓練を受けています。
馬は性格が臆病なため、職員らは、儀式の最中に沿道の車や人に驚くことがないよう、道路に面した皇居前広場で
練習用の馬車を引かせる訓練なども取り入れて本番に臨んでいます。
馬車列は、大使や随員の乗る馬車や、先導や護衛にあたる警察の騎馬隊など、最大で15頭の馬と3台の馬車から
なり、宮殿までのおよそ1キロの道のりを時速10キロほどのスピードで走り抜けます。(終わり)