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★与党が採決強行＝衆院委、野党反発－社会保障プログラム法案
社会保障制度改革の項目や実施時期を定めたプログラム法案は１５日の衆院厚生労働委員会で、
野党が審議の継続を求める中、自民、公明両党が採決を強行、賛成多数で可決された。
来週の衆院本会議で可決、参院に送付される見通し。野党は強く反発しており、他の法案審議に
影響する可能性もある。
法案は、２０１４～１７年度にかけて、現行１割に軽減している７０～７４歳の医療費窓口負担を
本来の２割に引き上げたり、国民健康保険制度の運営主体を市町村から都道府県に移管したりする
などの医療改革を順次実施すると規定。介護保険制度については、高所得者の自己負担引き上げなどを
盛り込んだ介護保険法改正案を次期通常国会に提出する方針を定めている。
民主党の松原仁国対委員長は代議士会で「強行採決に大きな怒りを覚える。巨大与党のおごりだ」と
非難。みんなの党の渡辺喜美代表は記者会見で「多数にあぐらをかいて横暴を極めている印象を国民は
持つ。こういう国会運営には反対していく」と述べ、共産党の志位和夫委員長も「法案は社会保障の
理念を変質させる内容で、採決を強行した責任は重い」と批判した。
一方、菅義偉官房長官は会見で「５日間、２５時間に及ぶ丁寧な議論がなされた」と説明した。
（2013/11/15-21:58）
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社会保障改革プログラム法案を強行採決した衆院厚生労働委員会＝１５日午後、国会内
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