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○太陽活動に異常―黒点や磁極反転に異例の現象
太陽に何かが起こっている。
科学者によると、太陽活動にここ1世紀以上で最も大きな異常がみられるという。黒点の数は予想の
辛うじて半分程度で、磁極は奇妙なほど同期していない。
太陽は回転に伴って巨大な磁場を生み出す。黒点は強烈な磁力が発生している部分に現れ、
その直径は多くの場合、地球よりも大きい。黒点は破壊的な威力の太陽嵐を発生させることがあり、
それによって突如地球に向けて荷電粒子が放出される場合がある。それら荷電粒子は人工衛星の
ショートや携帯電話信号の妨害、電子システムの損傷を引き起こしたりする場合がある。
天文学者によると、歴史的記録に基づく計算では、今秋は約11年周期で訪れる大規模な太陽嵐が
発生する「太陽極大期」が迫っているという。しかし、極大期に近づいているにしては「全くぱっとしない」
と米航空宇宙局(NASA)の科学者ジョナサン・サーテイン氏は話す。同氏は、太陽磁場を観測している
日本の衛星「ひので」のプロジェクトに携わっている。
また、アラバマ州ハンツビルにあるNASAマーシャル宇宙飛行センターの太陽物理学グループのトップ、
デービッド・ハサウェイ氏は「200年で最も弱い状態と言っていいだろう」と話す。
研究者は困惑している。この静けさが一時的なものなのか、あるいは、今後数十年にわたる太陽周期
減退の始まりにすぎないのか分からないためだ。後者であれば、太陽の明るさや光の波長が変化し、
地球温暖化が多少緩和される可能性もある。
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□ソース:ウォール・ストリート・ジャーナル
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