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(>>1の続き)
「デモ隊のシュプレヒコール自体が破綻している」と語ったのは、取材に訪れていたジャーナリストの安田浩一氏だが、安田氏は
「外国人が生活保護を受給するのがいけないのか、不正受給がいけないのか、デモの主張が全く分からない。おそらく彼らは
生活保護制度というものをまるで理解していないのだろう」とIWJのインタビューに対して語った。
■地元男性、「みんなでうまくやっているのに」
デモコースとなった竹ノ塚から西新井周辺には、新大久保でいうところのコリアンタウンのような町並みはないが、足立区は新宿区と
江戸川区に次いで外国人が多く居住するエリアだ。デモが散会した後に地元の男性に話を聞くと、「(新大久保で行なわれているデモが)
ついに来たか、西新井にも。この地域には外国人が多く住んでいる。問題が全くないわけではないが、それでもみんなでうまくやっている
のに」と答え、眉をしかめた。
これまで、新大久保の排外差別デモに抗議してきた足立区在住の男性もカウンターとして参加。「自分の地元ということで、いつにも
増して怒りと嫌悪感があった。次回も行なわれるのであれば、デモの前になんとか止めたい。区役所や警察署に苦情を入れたり、
周囲にもこんなひどい連中がいるということを地元の友人などにも周知し、差別主義者を増やさないように声を高めていきたい」と語った。
約1時間ほど続いたデモでは、「在日ゴキブリ朝鮮人」、「朝鮮人を叩きだせ」など、新大久保と変わらない文言も飛び交っていた。
(終わり)