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ここ数年、韓国発の複数のカルト宗教集団が積極的に日本国内で勧誘活動を行っており、急激に増殖している。
「韓国では統一教会だけではなく、複数のカルト集団が猛烈な勢いでキリスト教会を侵食しており、
一説には年間1万人ものキリスト教信者の流出を引き起こしています。危機感を感じたキリスト教会がカルト対策を講じ、国内で社会的な批判が高まる中、
彼らは新たな信者獲得の場として日本をターゲットに選んだのです」(カルトウォッチャー)
日本キリスト教異端相談所所長の張清益(チャン・チョンイク)牧師は日本国内で韓国カルトの
動向を監視し、家族の要請を受け信者の脱会を支援してきた。
「すでに複数のカルト集団が日本の主要都市に支部を置き、活発な勧誘活動をしています。
中でも注目されるのが、李萬熙(イ・マンヒ)を教祖とする新興カルト集団『新天地』です。
教祖を“再臨主”と信じ、14万4000人の信徒が集まれば永遠の肉体を得られるという
条件付きの終末論を唱える団体です。この時代の救援者であることを主張し、
既存の教会の信者を引き抜き、転向させるための特別な訓練を受けた『収穫の働き人』を日本に送り込んでいます。
このほか、故・安商洪(アン・サンホン)教祖の4番目の妻を神と仰ぎ、
終末論を唱える『安商洪証人会』や、入信すれば罪が赦される律法廃棄論を唱え、
87年に韓国で信者32人の集団自殺を引き起こした『クウォンパ』(救い派)が勧誘を
活発化させており、相談が多く寄せられています」(張牧師)
韓流スターのグッズを求めて東京・新大久保に通い詰める主婦もターゲットになっており、
「韓国語、韓国の文化を一緒に学びましょう」などと言葉巧みに近づくケースも
少なくないという。一定の経済力を持つ日本人は「おいしい獲物」として格好のターゲットとなっているのだ。
「これまで日本に上陸してきたカルト集団と同様に、彼らは主婦や若者、
特に将来的に社会の中で影響力を持つことが予想される一流大学の学生などに
ターゲットを絞って勧誘しています。実社会での経験に乏しい学生は、
教義が論理的に成立していれば納得してしまい、のめり込む傾向にあるのです」(同前)
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