13/10/31 21:38:50.22 0
原子力規制委員会は30日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールから「燃料棒」を
取り出す実施計画を認可した。水素爆発で破壊された建屋から、使用済み燃料1331体、
未使用燃料202体の計1533体もの燃料を取り出す作業は人類史上初だ。
計画によると、4号機建屋の上部に設置したクレーンなどを使い、地上30メートルの高さに
あるプール内の燃料棒を1本ずつ輸送容器(キャスク)に移動。次にキャスクを吊り上げて
地上のトレーラーに載せ、敷地内の共用プールに運ぶ。作業は11月8日にも始まる予定だ。
「原発で使用済み燃料を取り出す場合、通常は位置や状態があらかじめコンピューターに
入力されているため、スムーズに作業できます。しかし、福島原発は違う。燃料プール内には
コンクリート片や金属片など500個余りのガレキが沈んでいる上、燃料棒が破壊されている
可能性もあるため、作業員が目視で作業を進めることになります」(経済ジャーナリスト)
作業員はプールに沈んでいる大量のガレキを避けながら、長さ約5メートル、重さ約300キロの
燃料棒を1本ずつキャスクに移動する。それを1年かけて、1500回以上も繰り返すのだ。
これだけでも相当、至難のワザだ。さらに複数の燃料棒が入ったキャスクの重量はざっと100トンにもなる
地上に運ぶ際、何らかのトラブルでキャスクが傷付いたり、落下したりして燃料棒が空気に
触れれば、たちまち即死レベルの放射性物質が放出される。仮に1500本を超える燃料棒が
ムキ出しになれば、放出される放射性物質の量はチェルノブイリ事故の10倍。東日本に人が
住めなくなるのは間違いない。失敗が許されない命懸けの「UFOキャッチャー」作戦だ。
規制委の田中俊一委員長も会見で「潜在的に非常に大きなリスクがある。個人的には
汚染水以上に心配」と本音を漏らしたが、本当に大丈夫なのか。(続きはソースで)
日刊ゲンダイ URLリンク(gendai.net)