13/10/28 12:02:45.44 0
中学・高校生のネット・スマホ依存は社会問題化しているが、いまや大人も蝕(むしば)んでいる。
依存の対象となるコンテンツはさまざまだが、学生や社会人の独身男性で目立つのが、「オンラインゲーム依存」だ。
ネット依存の予防に取り組む民間団体「エンジェルズアイズ」の遠藤美季代表は「オンラインゲームの世界で恋人を作り、
現実社会での恋愛や結婚に興味を示さなくなる人も少なくない。深刻なケースになると、部屋から出られなくなってしまう」と話す。
都内在住の会社員Aさん(39)は今年1月にオンラインゲームの世界にハマり、いまでは1日に平均8時間をゲームに費やすという。
「初めは2、3日に1回、数時間のプレーで満足していました。それがいまでは仕事と寝るとき以外のすべての時間をゲームに使うようになった。
睡眠不足で会社を無断で休むこともあるけど、ゲームの世界では恋人がいて、仲間もたくさんいる。充実しています」
充実している―そう躊躇(ちゅうちょ)なく言い放つAさんだが、現実での恋愛や友人関係、出世意欲などについて話を聞くと、少し口ごもりながら本音を話した。
「イケメンでもなく社交性もないぼくが、現実社会で恋愛や出世を望んでも痛い目を見るだけ。
ゲームの世界では女性ゲーマーからモテるんです。仲間からも尊敬されていますし……もう、それでいいんです」
ネット・スマホ依存に陥る大人には、Aさんのように現実社会に何らかの不満を抱いている人も少なくないようだ。
LINEやフェイスブックなどのSNS依存は20代や30代の女性に多い。こちらでも、現実のママ友との付き合いや夫婦関係、
子育てに疲れて、ネット上で同じ悩みを抱える人とのつながりを求める主婦は後を絶たないという。
「ネット・スマホ依存に陥る人に多いのは、現実世界で得ることが難しい充足感や癒やしをネットの世界で手に入れようと願うことです。
積極性に乏しく、他者との親和性が低いのも特徴です」(東京大学大学院情報学環の橋元良明教授)
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)