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★冬ソナ10年―ずっと韓流頼みでは
その姿をひとめ見ようと、先日の羽田空港に数千人のファンがかけつけた。悲鳴にも似た声がいっせいに上がった。
「ヨンさまー」
韓流スター、ペ・ヨンジュンさんの公式の訪日は2年ぶり。相変わらずの人気ぶりだった。
主演の韓国ドラマ「冬のソナタ」が日本で放映されたのは03年。「冬ソナ」ブームは、韓国ドラマや音楽の「韓流」人気が巻き起こる起爆剤となった。
今年が日本の韓流10年といわれるのはそのためだ。
冬ソナに続く別のドラマに加え、近年は「KARA」「少女時代」などのKポップが台頭。もはや一過性のブームではなく、日本社会に定着した娯楽文化の一つと言えるだろう。
一方、ソウル近郊の金浦空港でも、日本のアイドルの到着を多くの韓国のファンが待ち受ける。あちらでも「日流」が根付いてきているのだ。
国民同士が互いに関心を持つにつれ、交流のパイプは広がった。日韓の間には今、週に600便以上の飛行機が飛び交う。
昨年往来したのは約550万人で「冬ソナ元年」の10年前と比べると倍増の勢いである。
だが一方で、韓流関係者は、日本の一部に広がる「嫌韓」感情に危機感を強めている。
これまでも政治に起因する関係悪化に振り回され、時に厳しい逆風にもさらされてきたためだ。
国益を守るはずの政治が、素朴な文化交流や関連業界の人々を苦しめる。何とも愚かしい構図というほかない。
だが、そもそも韓流や日流が生まれる下地をつくったのは政治だった。
ちょうど15年前、当時の小渕首相と金大中(キムデジュン)大統領が打ち出した「日韓パートナーシップ宣言」である。(>>2-3へ続く)
asahi.com 2013年 10月 28 日(月)付
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