13/10/26 08:38:49.33 mjcMQPx00
>>936
>持続可能な賃金上昇は、生産性上昇に依存する。
>売上高―外部購入費=付加価値 付加価値/社員数=生産性
↓
>付加価値↑=生産性↑=賃金↑
これもおめでたいサプライサイド脳の新自由主義者に典型的なレトリックだけど、
この手の主張自体が、自らの大きな矛盾と欺瞞を告白してしまってることに気づかないのか?
結論から言えばここにマクロの視点はまったく欠落している。
>売上高―外部購入費=付加価値
個々の企業がそうやって経費を、コストを削減すればするほど、
その企業の手元には付加価値≒金がたまるかも知れないが(だがそれは短期的なものでしかない)、
そうやって個々の企業の手元に金がたまればたまるほど、世の中の金回りは停滞し、需要は減少し、市場は縮小していく。
>付加価値/社員数=生産性
つまり社員数が、労働者が少なければ少ないほど生産性(労働生産性)は上がるわけで、
生産性の向上=雇用の減少でしかない。
結果として、
>付加価値↑=生産性↑=賃金↑
という図式が成立するのは、あくまで雇用削減の果てに職に留まれたごく一部の”勝ち組”社員(労働者)でしかない。
たしかにその勝ち組社員個人は賃金が目下増えるかもしれない。だが、その一方で多くの労働者が失業する憂き目に合うわけだ。
そしたらマクロ経済的にはどうなってしまうんだろなぁ?多くの労働者が失業し、所得を失えば、消費需要は減少し、市場は縮小していくわけだ・・・
結果、”目下”短期的にコスト削減、人件費削減により、その企業の付加価値とやらが増え、
また労働市場で生き残れた勝ち組社員たちの賃金が増えたところで、需要が、市場が減少してしまえば、早晩、その企業の売り上げも減り、
勝ち組社員たちの賃金も減るという不のスパイラルに陥るだけだ。
さて、その先に、どういう経済的、政治的帰結が待ってるんだろうねぇ"( ´,_ゝ`)プッ"