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長時間労働や賃金未払い、理不尽なパワハラなど、就業の継続が困難なブラック企業。その特徴をそっくり引き継いだ家庭版とも
いうべき夫婦が今、増え始めている。週刊SPA!が30代、40代の既婚男性200人を対象にアンケートを行ったところ、「財布は完全に
妻が握っていて、お小遣いは1日100円。休日は掃除、洗濯、育児を朝から晩まで命じられます」(38歳・公務員)、「翌日のスケジュール
を妻に報告しないといけないシステム。予定がズレこむだけでクズ呼ばわり。上司より怖い」(35歳・自営業)といった声が噴出したのだ。
こうした家庭のブラック化について、「ここ数年はお金が原因で離婚する夫婦が増えています。でもある意味、離婚という選択肢を
選べるだけマシ。経済的な理由から別れたくても別れられず、夫婦関係が破綻しているのに続けなくてはならないケースは多く、
その分、悩みも深い。嫌々一緒にいることでますますブラック化していく、そんな悪循環に陥っていく構図があります」
そう語るのは、心理カウンセラーとして1000組以上の夫婦問題に取り組んできた工藤ふみ江さんだ。厚労省の統計によると、昨年度
の離婚件数は23万5719組。02年の28万9836組をピークに、この十数年減少傾向が続いている。しかし、この数字は、離婚したくても
踏み切れない夫婦が増えていることを如実に物語っている。
浮気、借金、性格の不一致など、夫婦が不仲になる理由はさまざま。それでも、「ブラック家庭にはいくつかの共通項が存在する」
と工藤さんは語る。
「この人と一緒になれば生活が安定するとか、親の面倒をみてくれるとか、いい歳だし早く嫁に行きたいとか……結婚する動機に
“愛情以外の打算”があると危ない。あと、強制や束縛のある家庭も壊れやすい。お金に関して、何に使っているかお互い把握して
ないのも、ありがちだけど危険な特徴です」
(以下略)
ソース(日刊SPA!) URLリンク(nikkan-spa.jp)
写真=とあるブラック家庭のお宅に訪問。寝室にはエロ本が散乱していた
URLリンク(nikkan-spa.jp)
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