13/10/24 13:11:09.26 5MdZbrs10
ナックルズの続き
「
この「おじろく・おばさ」の取材に先立ち、近藤は二つの 推論を持っていたようだ。
一つは、もともと遺伝による精神 障害が多い集落であり、そのような人々がおじろく・おばさ になるのではという説。
もう一つは、気概のある若者は村の 外に出てしまい、結果、無気力な者だけが残ったという説。
しかしこの二つともが間違いであり、長年の慣習に縛られた 環境要因によって、人格が変化してしまったのではというの が近藤の結論だ。
彼らの多くが子供時代には普通で、20代に 入ってから性格が変わってしまうというのも、その裏づけと なるだろう。
今の我々からすれば非人間的にも思える「おじろく・おば さ」だが、一つの村社会を継続するためにやむをえない部分 もあったのだろう。
現在の地点から善悪を断罪することは、 ここでは差し控えよう。
ただもう一つ、この因習から読み取れるのは、疎外された 環境が人格に影響を与えてしまうという点だ。
これについて は、劣悪な労働状況によって精神を病んだり、ひきこもりに よるコミュニケーション障害など、現在の日本社会につなが る部分もあるのではないだろうか。
」
別に何でもない。昔の統合失調症の家庭とニートの話だっただけ。