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桜島直下、鹿児島湾北部の海底には「姶良(あいら)カルデラ」と呼ばれる直径約20キロの
巨大なカルデラが横たわっている。
というより鹿児島湾北部そのものが、この姶良カルデラで、桜島はその外縁の一部に過ぎない。
桜島以外にも、「若尊(わかみこ)」と呼ばれる海底火山や、「神造島(かみつくりしま 別名 隼人三島)」などの
火山島を擁する姶良カルデラは、今から約2万5000年前に「姶良大噴火」と呼ばれる大噴火を
起こし、その火山灰は遠く関東地方でも10センチの厚さに降り積もったと考えられている。
今から20年前の1993年以降、この姶良カルデラではマグマの蓄積が進行しており、桜島は
近い将来に噴火活動を活発化させると予想されている。
このため気象庁と京都大学防災研究所は22日、12月5日に姶良カルデラの構造探査を行なうと発表した。
この構造探査は、桜島や姶良カルデラなどの6カ所に深さ10?70メートルの穴を掘り、そこに
爆薬を仕掛けて、人工地震を発生させるというもの。
この人工地震の地震波形を多数の地震計で観測・解析を行ない、姶良カルデラのマグマだまり
中央部などの構造変化を検出、桜島にマグマを供給する姶良カルデラの現状を明らかにする。
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