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毛髪を生み出す組織「毛包」の形成に主要な役割を果たす毛乳頭細胞を成人男性の脱毛症患者の後頭部から採取し、
試験管内で立体的に培養した後でヒト皮膚組織に移植したところ毛が生えたと、米コロンビア大と英ダラム大の
研究チームが発表した。論文は22日以降に米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
日本では東京理科大の辻孝教授らが昨年4月、毛乳頭細胞と毛包上皮の幹細胞を組み合わせて立体的に培養する方法で、
毛包再生に成功したと発表した。コロンビア大などのチームは、毛乳頭細胞だけでも培養方法を工夫すれば毛包を再生でき、
近い将来に臨床試験を始められる可能性があると説明している。
時事通信 10月22日(火)1時36分配信
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