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米財政をめぐる政治混乱の余波で、野党共和党が内戦状態に突入した。保守派の草の根運動「ティーパーティー(茶会)」は
来年11月の中間選挙に向けた党内予備選で、現職上院議員に対する対抗馬を次々に擁立。混乱収拾のために民主党と打開策
を練った上院共和党トップのマコネル院内総務(南部ケンタッキー州選出)も「裏切り者」として標的になっている。
保守派の政治資金団体「上院保守基金」は18日、ケンタッキー州の上院予備選で茶会系の新人を支援すると声明で表明。
「マコネル氏は今回の裏切りだけではなく、民主党に味方し、リベラルな政策を支持してきた経歴がある」と述べた。
この団体は保守系の有力シンクタンク「ヘリテージ財団」所長のデミント前上院議員が設立。茶会とも密接な関係にある。対抗馬
支援の表明はケンタッキー州の保守層に「マコネル氏を落とせ」と号令をかけたに等しい。
上院議員(定数100)は任期6年で、2年ごとに3分の1ずつ改選される。来年の中間選挙で改選される共和党の議席は14。
茶会は「オバマ政権に妥協的だ」として、6人の現職議員に対立候補を擁立している。
この6州はケンタッキーのほか、南部サウスカロライナ、テネシー、ミシシッピ、中西部カンザス、ワイオミングの各州。いずれも
強固な保守地盤で、共和党候補に選ばれさえすれば、本選でも勝利する可能性が高い。
茶会はこうした州の予備選での決定力を背景に、下院共和党の指導部に暫定予算案への徹底抗戦を働きかけ、政府機関の一部
を閉鎖に追い込んだ。だが、医療保険改革法(オバマケア)を廃止に追い込めず、来年に順次行われる党内予備選に活動の重点を
移した。
保守層に影響力を持つ政治サイトの編集長はツイッターで「血の予備選」を呼び掛け。茶会は下院でも、オバマ政権に妥協的だと
みた現職議員に「刺客」擁立を進めている。
ソース(東京新聞) URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)