13/10/17 07:40:45.34 0
ソース(朝日新聞 10/15付 夕刊3面) ※新聞紙面から本文を補足
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写真=東京で9月22日にあった差別撤廃を求めたデモ。横断幕やプラカードを掲げ、差別撤廃を訴え、行進した
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■金明秀氏(関西学院大教授)
今月7日、在日特権を許さない市民の会(在特会)の会員らによる京都・朝鮮学校前での街宣活動に対し、民事訴訟の判決が下りた。
同会員らの言動を人種差別と認め、高額の損害賠償と同校周辺での街宣禁止を命じたものだ。原告勝訴の判決を受けて「行き過ぎた
差別表現は現行法制によっても規制できることを示した」といった楽観論も見られたが、実際には速報が出た直後から判決に反発する
ヘイトスピーチがインターネット上に大量にあふれっぱなしである。日本における排外主義の根はすでに深い。
在特会らの言動に見られるように、人種や民族によって人間に優劣を設けたり、異なる人種や民族を相いれない存在として遠ざけたり
する態度をレイシズムというが、これまでの研究から、日本におけるレイシズムには少なくとも2種類のあらわれ方があることがわかって
いる。排外主義的レイシズムと同化主義的レイシズムである。
排外主義的レイシズムとは、日本の伝統や血統とは異なる集団を劣等視したり、互いの差異を誇張することで排除しようとする態度で、
多くの人にとってのレイシズムのイメージはこれにあたるだろう。一方、同化主義的レイシズムとは、異文化集団に日本社会の「普通」で
「正常」な文化への同化を強制する態度を指す。逆に言えば、「異常」で「奇妙」な文化を捨て去って、異質性が“見えない”状態にまで
同化しないかぎりは対等な社会の構成員とは認めないという態度である。
(>>2以降に続く)
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