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■250年前の朝鮮人が羨み恨んだ豊かな日本…金仁謙「日東壮遊歌」より
※金仁謙は第十一次朝鮮通信使で、1764年に来日しました。
「日東壮遊歌」は金仁謙の日本滞在中の記録です。
・1月20日 大阪
人家が塀や軒をつらねその賑わいの程は
我が国の鍾路(註:ソウルの繁華街)の万倍も上である
・1月22日 大阪
我が国の都城の内は
東から西にいたるまで一里といわれているが
実際には一里に及ばない
富貴な宰相らでも
百間をもつ邸を建てることは御法度
屋根をすべて瓦葺きにしていることに 感心しているのに
大したものよ倭人らは 千間もある邸を建て
中でも富豪の輩は 銅をもって屋根を葺き
黄金をもって家を飾りたてている
その奢侈は異常なほどだ
(中略)
天下広しといえこのような眺め
またいずこの地で見られようか
北京を見たという訳官が 一行に加わっているが
かの中原(註:中国の中心地)の壮麗さも
この地には及ばないという
この良き世界も 海の向こうより渡ってきた
穢れた愚かな血を持つ 獣のような人間が
周の平王のときにこの地に入り 今日まで二千年の間
世の興亡と関わりなく ひとつの姓を伝えきて
人民も次第に増え このように富み栄えているが
知らぬは天ばかり 嘆くべし恨むべし