13/10/15 06:01:20.00 r4c0AYQXO
>>149
■「現金給与総額(前年度比)」の数字を見ると、販売数の回復が容易ではないことが推測できる
▽現金給与総額…毎月勤労統計調査[厚生労働省]で、定期給与と特別給与を合わせた合計の給与額
▽2007年度…-0.7 ▽2008年度…-1.1 ▽リーマンショックの翌2009年度…-3.3 ▽2010年度…+0.6%
2007~09年度の間に合計で5%以上も落ち込んだ。2010年の3月からプラスに転じ、戻してきてはいるものの、まだ前年度比+0.6%。
『つまり、2007年度から見ると、「約5%落ちて1%ほど戻した」というのが今の状況』。
■中産階級の没落に襲いかかるインフレの追い撃ち
▽《スクリューフレーション》…「中間層の貧困化」と「インフレ」を掛け合わせた造語
本来、景気が良くなれば物価が上がるが、物価だけ、特に、生活必需品価格の上昇が中間を直撃して、購買力が減退し、景気をさらに低迷させる。
原因は、新興国の成長と投機資金により、生活必需品に直結する食料とエネルギー価格の上昇。
問題は、先進国が過去に経験しておらず、これまでの政策では解決できない。
『2010年もデフレは進んだが、個別で見れば、「食料」「光熱・水道」「交通・通信」(主にガソリン代)の三分野は物価が上がった』。
(原油価格の上昇は、燃料費・交通費のほか、生鮮食品にも反映される)
『これらは生活必需品で、所得が低くなるほど消費支出に占める割当が大きくなり、生活がより厳しくなる』。
■参考
◆日本から「中流家庭」か消える![週刊文春 2011/10/13号]