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★中国にネット検閲官200万人、当局の指示で発言監視
2013.10.8 20:4
【上海=河崎真澄】中国でインターネットや中国版ツイッター「微博」に書き込まれる
情報を当局の指示に従って監視し、報告や削除を行う“検閲官”が全土に約200万人
いることが分かった。改革志向の新京報が8日までに報じた。中国のネット人口は約5億人。
検閲官1人あたり約250人の発言を監視する計算になる。
ネット検閲の人員規模が伝えられたのは異例。微博ユーザーの間では、
「近くでスパイや密告が横行している理由が分かった」「ネット上の秘密警察だ」な
どと反発が広がっている。
検閲官は、人的資源社会保障省や国営メディアが幅広く応募者を集め、約2週間の有料研修で
「ネット世論分析師」と認定。政府機関や民間組織などに属して6千元(約9万6千円)以上の
月収を得るという。
ネット空間は中国の大衆が本音を語れる数少ない場で、体制側への不満に加え、腐敗や不正の
告発や幹部の財産公開要求の動きも広がっている。一方、8月に開かれた「全国思想宣伝工作会議」
を受け、中国紙、北京日報などは、「ネットは今日のイデオロギー闘争の主戦場」と位置づけて、
ネットの言論統制を強めるよう主張していた。
腐敗をネット上で告発する行為も「反腐敗」の大義名分の下で進んだが、高官を実名で告発した
中国紙記者が8月、デマ流布容疑で拘束されるなど転機を迎えているとの見方がある。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)