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★ヘイトスピーチに包囲網…在日同胞主導「のりこえねっと」発足
在日韓国・朝鮮人を標的とする民族差別や人種的偏見に満ちた言葉の暴力に「もはや沈黙は許されない」と、
在日3世の辛淑玉さん(人材育成コンサルタント)が呼びかけ人となり、このほど、
「ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク」(略称「のりこえねっと」)を立ち上げた。共同代表は辛さんを含め21人。
9月25日、東京都内で開いた「キックオフ記者会見」の席上、辛さんは「売られたケンカを買う」と宣言した。
■沈黙は許されない日本の各界 著名人21人が結束
「のりこえねっと」が目指しているのは「在日特権を許さない会」(在特会)に代表される「行動する右翼」に対する包囲網づくり。
辛さんは、「敵はでかいので、広範囲に抵抗していきたい。一つでも二つでもできることから行動に移すことが、未来に向けての在日の責任。
いつかやろうと待っていたらなにもできない」と自らを鼓舞している。
まず、ニコニコチャンネルを使って独自に制作した番組をネットで配信する「のりこえねっとTV」を近く開局する。
また、インターネット上の差別表現に対しては一つずつに内容証明を送り、悪質であれば告訴していくことも検討中。
「いままでは表現の自由との関連でなにもできなかった。今後は体を張って『それは違うんだ』と言い続けていく」と辛さん。
ただし、いまは闘う基盤を作るのが最優先だという。全国各地で小規模な学習会を組織しながら賛同人を広げ、
文字どおりの全国ネットを形成していくことにしている。各共同代表もその知名度を活かしてBSやCSテレビに出演し、
全国に広がるヘイトスピーチの実態を知らせていく。
反響は早く、予想以上に広がりつつある。賛同人は「のりこえねっと」の発足から2日で300人に達した。また、辛共同代表のフェイスブックは発表後、
友達リクエストが1600人を超えた。在日からのアクセスも多い。青年会中央本部もいち早く賛同団体に加わっている。(>>2-3へ続く)
(2013.10.9 民団新聞)
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